施設の様子1

社会の変化と共に

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 五色園は関西のある篤志家のご協力によりまして、昭和48年に兵庫県の淡路島に全国では20番目の盲老人ホーム(定員50名)として誕生しました。昭和36年我が国最初の盲老人ホーム慈母園(同法人)が誕生して以来12年後の事です。
 当施設では現在、ご利用者のお部屋は全て個室を使用して頂いております。今ではさほど珍しくもない事かもしれませんが、昭和60年、当時の厚生省のご理解と地元兵庫県担当課のご協力のもと、モデルケースとして完全個室化を行いました。以降、国は個室化事業に関する補助事業を創設してくれました。当時としては非常に画期的で注目を集めた出来事の一つです。
 その後時は流れて、平成7年1月には未曾有の大災害「阪神・淡路大震災」に見舞われ、建物の一棟が全壊そして一部が半壊の被害を受けました。この折、復興事業として補修工事と共に新設したのが、安全で使いやすさに配慮した浴室棟です。
 現在も補修をしながら、盲老人ホームとしては珍しく自立度の高い方には夜間、それも週6日毎日でも自由に利用できる風呂という当時のコンセプトを守りながら利用していただいています。更に平成21年には地域の高齢者視覚障がい者の皆様のご要望にお応えする形で10床の増床を図り、現在では定員60名で事業運営を行っております。このように当施設は時代に先駆けて進化してまいりました。これからも時代を一歩リードするような形で進化していけたらと思っています。

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